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アルツハイマー病・パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの高次神経機能障害に対する現在の理解は、たとえば酸化ストレスが神経細胞の機能を破綻させ、細胞死を引き起こすことで神経細胞が脱落し、行動異常や認知症に至ると考えられています。しかしながら、その発症機構については不明な点も多く、また疾患を完治させる治療薬の開発も奏功しておりません。

 

本研究プロジェクトでは、高次神経機能障害を、

①神経細胞の機能維持メカニズムの解明ならびに創薬への展開

②神経細胞の酸化ストレスによる機能障害と細胞死メカニズムの解明

③ヒト検体・疾患モデルマウスを用いたin vivoの病態解析と治療法開発

という3つの観点から解析しています。各テーマからの知見は他の基礎データとなるため、相互連携による大きな研究成果が期待されます。

 

なお本プロジェクトは、平成24年度に採択された文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業によりサポートされています。

 

                                  高次神経機能障害研究センター

                                          センター長   小林 聡

研究目標

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